ガーベラについて

ガーベラ

 一般的なお花です。あまりお花を購入されない方でも、姿を見ればピンとくると思います。お花の色は赤、黄色、オレンジ、ピンク、白などがありますが、青色は見られませんが、染めたものもあります。お花の真ん中には白いものや黒いものなどの違いもあり、例えば花びらが赤色でも真ん中が白いと明るい印象になり、黒いと渋い印象になります。テイストまでこだわりたい場合は、お花の中心の色にも注目することで、かなり雰囲気を変えることができます。

ガーベラ ピンク

 色の種類が豊富で赤いものも明るい赤から暗い赤まであります。また、複数の色を持ったものも多くの種類があります。例えばレンブラントやオレンジ・ヴィーナスなどはとても素敵です。また、縁取りのあるものもあり、例えばゴルチェやペネロペなどがあります。さらに、大きさも大きいものから小さいものまであります。大きいものは存在感があり、スタンド花などに使用すると素晴らしい見栄えがあります。花びらにも種類があり、細いものや曲がったもの、反り返ったものなど見て楽しいかと思います。時期は春から秋にかけて良いお花が見られます。お花屋さんには一年中安定して入荷がありますので、欲しい種類のものがあればお花屋さんに相談すると良いですよ。もし見つからない場合は似たものを探すこともできます。私は市場に行くときに仲卸を覗いて探したりします。

 

ガーベラ レンブラント

 ガーベラの花束を贈られた場合、花瓶などに飾る際には、まずセロハンがかかっているかどうか確認し、必要であれば取り外します。その後、少な目の水を入れて飾ります。水が濁ってきた場合はすぐに交換しましょう。

 また、花茎の切り口を確認することも重要です。外側と中心部が色が違う場合があります。中心部には穴が開いていて、その外側には白い色の茎がありますが、痛んでいる場合は黒くなってしまいます。この場合、白い部分が出てくるまで茎を切り落とし、水揚げを改善することができます。

 お花の茎は、斜めに切ると良いと聞いたことがある方もいるかもしれませんが、ガーベラに関しては直角にカットすることが望ましいです。茎が柔らかいので斜めに切ると傷みやすくなります。

 ガーベラは、通常1週間は楽しめますが、室温や湿度などに大きく影響されます。また、品種によっても、長持ちする品種と早く痛む品種がありますので、早く痛んでしまった場合は、購入先の花屋さんに問い合わせましょう。

ガーベラ オレンジ

 ガーベラは種類が多く、かわいいお花です。どこのお花屋さんでも見かけることができますので、日頃からお花を飾らない方でも気軽に活けて楽しめます。購入する際はお店によりますが、通常1輪から購入することができます。また、普通のものであれば安価な部類になります。1輪だと寂しいと思われるかもしれませんが、普通サイズのミニガーベラをペットボトルに飾るだけでも華やかになりますので、お試しください。お花を購入したり飾ったりすることは慣れていない方にとってはハードルが高いかもしれませんが、いつかの機会にはご利用くださいませ。

ガーベラ イエロー

 花屋で働いているうえでは当たり前だと思われていることも実はなかなか知られていとがあります。 例えば、ガーベラは、一輪に対してセロハンが付けられています。たいていそのセロハンをお店で外してお渡しいたしますが、中にはセロハンを付けたままお渡しするお店もあります。その時は、飾るときにセロハンを外して花を咲かせるようにします。また、花瓶に入れる水は少なくし、定期的に水替えをすることで、より長持ちし綺麗に飾ることができます。少し手を入れることで、長く美しく楽しんでいただけるかと思います。

ガーベラ オレンジ